Q&A

アキーラ

  • アキーラ全般
  • Q1.

    一度にアキーラを厚塗りしてもヒビ割れしませんか。

    • A1. アキーラは厚塗りしてもヒビ割れを起こしません。ただし、パウダーや砂状のものを加えて強引に厚塗りするとヒビ割れのリスクが伴います。
  • Q2.

    アキーラで盛り上げた表現はできますか。

    • A2. アキーラメディウムの「モデリングペースト」があります。アキーラと混ぜたり、単体で盛り上げた後にアキーラで着色することも可能です。
  • Q3.

    ラッカー塗料と比べて、塗膜強度はありますか。

    • A3. (適合した場合の)塗膜強度はラッカー塗料に比べ、耐スクラッチのような物理的強度は勝っています。
  • Q4.

    水の変わりに、無水アルコールで溶くことはできますか。

    • A4. 基本的に水で溶いて使用します。アルコールで溶くと、塗膜が曇る、下層の絵具を溶かす可能性があります。
  • Q5.

    エアブラシで使用できますか。

    • A5. パールゴールド、パールシルバー、パールブロンズの3色以外はエアブラシを使用できます。これらの3色は、顔料の粒子が大きいため、ノズルが詰まる可能性があります。  
  • Q6.

    アキーラは「再溶解する」と書いてありましたが、水彩絵具と同様にパレットに出したままでも大丈夫ですか。

    • A6. アキーラの再溶解性は時間が経過すると共に減少し溶けにくくなり、3週間程で完全に耐水性になります。残念ながらパレットに出して固くなった絵具は使用出来ません。
  • Q7.

    アキーラはアクリルの一種ですか。

    • A7. アキーラに使用しているバインダーの水性アルキド樹脂にはアクリルの分子構造も含まれていますので、大まかな括りではアクリルの1種と言えるかも知れません。ただし、絵具としてはアクリル絵具とは異なります。
  • Q8.

    アキーラ同士の混色はできますか。

    • A8. 混色は制限なく自由です。
  • Q9.

    アキーラだけを使用した作品でクラッキングが起こる可能性はありますか。

    • A9. 使い方、条件では可能性がないとは言い切れませんが、油絵具よりはるかに可能性は低いです。アクリルと同様です。
  • Q10.

    アキーラはマットな感じで仕上がりますが完全ではなく、もっとつや消しに仕上げたい場合、どうすればよいでしょうか。

    • A10. 「モデリングペースト」を少し混ぜるとが発色の状態が変わりますが、つや消しになります。また、「アルキドメディウム(マット)」もつや消しになるので、一度お試しください。
  • Q11.

    アキーラに石の粉などを混ぜて使いたいのですが、どのくらいまで混ぜても大丈夫ですか。

    • A11. パテの硬さですと乾くと確実に割れます。粉体をあらかじめ「アルキドメディウム(グロス)」または「アルキドメディウム(マット)」でドーナツ生地くらいの硬さに練ったものを、絵具と混ぜると安心です。
  • Q12.

    アキーラでグレーズしたい場合、絵具を何で希釈すれば良いでしょうか。

    • A12. 水だけで大丈夫ですが、さらにレベリングリキッド(はじき止め)を絵具に少量添加すれば、いずれの素材にもはじかれず、グレーズしやすくなります。
  • Q13.

    アキーラは固まった後にべたつくことはありますか。

    • A13. 油のようなものの混入があるとべたつくことはありますが、アクリルのようにタックと呼ばれる癒着現象がおきることはありません。
  • Q14.

    アキーラで描いた作品に完成後しばらくして加筆したい場合、何か塗る必要はありますか。

    • A14. 必要ありません。画の表面をきれいにすればOKです。
  • Q15.

    チタニウムホワイトとミキシングホワイトの違いは何ですか。

    • A15. チタニウムホワイトは着色力の強いホワイトで、ミキシングホワイトはその着色力と隠ぺい力を弱めたものです。ミキシングホワイトの方が混色しやすく、下の層を透かす技法などに適しています。
  • Q16.

    アキーラ、アキーラガッシュの違いは何ですか。

    • A16. アキーラは専門家用として、アキーラガッシュは習作用として作られています。アキーラガッシュの方が価格は安価ですが、成分もアキーラと異なり耐久性がやや劣ります。さらにアキーラガッシュは展色材のアルキド樹脂を少なくして全色不透明な絵具に作っておりますので、画面との接着や引っ掻き傷等の傷つきに弱くなっています。
  • Q17.

    アキーラに使われている、水性アルキド樹脂とは何ですか。

    • A17. 乾性油と同じく空気中の酸素と反応して固まるアルキド樹脂という、画用液や油性塗料などに広く使用されている合成樹脂があります。このアルキド樹脂を水に乳化(エマルション)させ、水で溶かせるようにしたものが、アキーラに使用している水溶性アルキド樹脂になります。そのため、アキーラは塗って水分が蒸発した後、約3週間程かけてゆっくり耐水性になります。最終的な画面は油性になりますので、油絵具との併用が可能になります。
  • Q18.

    アキーラをマットな表情にするため使っているのですが、下層が透けてしまい上手くいきません。

    • A18. アキーラはマット(艶消し)な仕上がりですが、透明色と不透明色があります。透明色は下層色を覆い隠す力(隠ぺい力)が弱いので、隠ぺい力が強い不透明色を選んで使用してみてください。
  • Q19.

    アキーラの上にテンペラで塗ると、下のアキーラの色が動いて混ざってしまいます。 早く乾燥させる方法はありますか

    • A19. アキーラと「ラピッドメディウム」混ぜて使用すると、アクリル絵具と同じ速さで乾燥します。ただし、ラピッドメディウムを混ぜたアキーラは、油絵具または油性キャンバスの上には重ねることができませんので注意してください。
  • Q20.

    アキーラで描いた作品の特に白い部分が薄い黄色になりました。原因は何でしょうか。

    • A20. アキーラのバインダーである水性アルキド樹脂は油彩に使用される乾性油と同じく、経年で黄変する性質があります。太陽光に1時間ほど当てさせると、黄変具合が緩和されます
  • Q21.

    アキーラを使った筆 羊毛 は何日位経っても大丈夫ですか 洗い方はどうすればよいですか。

    • A21. アクリル絵具と違い翌日まで放置しても、石鹸水で漬け置き洗いすると汚れを落とすことができますが、アキーラは2~3 日で水に溶けにくくなりますので、使い終わった筆はお早めに洗ってください。
  • Q22.

    アキーラはアクリル絵具よりも乾燥が遅いのですか。

    • A22. アクリル絵具は絵具中の水分が蒸発し、すぐにバインダーであるアクリル樹脂が固まり耐水性になります。一方アキーラは絵具中の水分が蒸発した後、アキーラのバインダーであるアルキド樹脂が完全に耐水性になるまで約3週間ほどかかります。
  • Q23.

    お店の窓にアキーラでロゴを描きたいが可能でしょうか。

    • A23. アキーラは完全に耐水性になるまで約3週間程度かかります。屋外に描いた場合、その間の環境(雨、風)によっては絵具が落ちてしまうかもしれません。お店の内側からでしたらまず問題ありません。
  • Q24.

    アキーラガッシュはガラスに描けますか。

    • A24. 元々バインダーが少ない処方なので、絵具が削れやすいです。ガラスに描く際はアキーラをおすすめします。
  • Q25.

    アキーラと水彩絵具を混ぜて使用できますか。

    • A25. 基本的に他の種類の絵具と混ぜることはおすすめしておりません。
  • Q26.

    アキーラは金箔の上にも塗れますか。

    • A26. アキーラは金箔の上に塗ることができます。沢山の水で溶くと金箔の上ではじきますが、水分が蒸発した後は金箔にしっかりと接着します。はじくのを防ぎたい場合は、「レベリングリキッド」を使用してください。
  • Q27.

    アキーラの上から油性マジックで加筆できますか。

    • A27. 油性マジックに含まれる溶剤でアキーラが溶け出す可能性があります。
  • Q28.

    木箱にアキーラで描けますか。

    • A28. 木材に使用可能なアク止めシーラーもしくはウッドプライマーを塗布してからアキーラで彩色してください。これにより、アクやヤニが滲むのを抑えることが可能です。
  • Q29.

    ビニール傘にアキーラで着彩できますか。アクリル絵具で描く場合とどちらが耐久性がありますか。

    • A29. ビニール傘は撥水加工や汚れを落とす素材で出来ていることがほとんどですので、いづれの絵具もビニール傘に対しての接着力は弱くなりますので、耐久力は同等だと考えられます。両者の違いとしては、「アキーラは下地材なしで良好な接着が得られる」、「アクリル絵具はすぐに耐水性の塗膜になる」という点があります。ただし、鑑賞用作品ということであれば、アキーラは問題なく使用できますが、普段使用するものについてはおすすめいたしません。
  • Q30.

    アキーラの上にパステルで絵を描きました。フキサチーフをかけても大丈夫ですか。

    • A30. 通常の使い方であれば問題ありません。フキサチーフを過剰に至近距離からかけると、フキサチーフのアルコール成分がアキーラを溶かす可能性あります。
  • Q31.

    筆についたアキーラが固まって取れなくなってしました。どうすればよいでしょうか。

    • A31. 水性クリーナー「アトリエの洗剤」に一晩程漬けていただくと、絵具がふやけて取れやすくなります。
  • Q32.

    アキーラは油性の画面になると言いますが、水彩紙などに描いて油じみはしないのでしょうか。

    • A32. アキーラは水彩紙に使用しても、油分が滲んだり、それによって紙が劣化するということありませんので、紙類でも下処理なしで利用できます。
  • Q33.

    アキーラとアキーラガッシュは混ぜて使っても大丈夫ですか。

    • A33. 混ぜて使用しても問題ありません。
  • Q34.

    アキーラの不透明色とアキーラガッシュは同じものですか。

    • A34. アキーラにも不透明色はありますがガッシュとは別物です。ガッシュはアキーラよりも隠ぺい力が高く、全体的に不透明です。アキーラガッシュの塗膜の質感としてはアクリルガッシュに近いです。
  • アキーラと油の併用
  • Q35.

    油絵具とアキーラを併用した時、アキーラは水で溶いて使っても大丈夫ですか。

    • A35. 水で溶いて油絵具と併用できるように開発されていますから、もちろん大丈夫です。
  • Q36.

    油絵具とアキーラを併用した時、アキーラと一緒に使った水はどこへいくのですか。

    • A36. 水は蒸気となって空気中に放出されますが、その通り道は併用の状態によって様々です。お互いが乾いていない状態で重ねても、絵具の層を押し上げたり、構造的な問題が発生することはまずありません。
  • Q37.

    油絵具とアキーラを交互に重ね塗りした時、お互いの絵具は乾いていなくても重ね塗りできますか。

    • A37. お互いに乾いていない状態で重ねても問題ありません。ただ、水と油でのウェット・イン・ウェットになりますから、アキーラの水分が蒸発してから油絵具を重ねた方が、描きやすいです。
  • Q38.

    キャンバスの上にアキーラで描き、その上から油絵具を重ねても大丈夫ですか。

    • A38. もちろん大丈夫です。アキーラの乾燥が若いうちは油性の溶き油に溶かされやすい為、あまり上からごしごし擦らない方がよいでしょう。
  • Q39.

    画面上で油絵具とアキーラが混ざってしまっても大丈夫ですか。

    • A39. 画面上で双方が混ざっても大丈夫です。油絵具とアキーラの両方がついた筆を洗う場合は、筆を乾いたウエスで拭ってから油絵具用の筆洗油、或いは油絵具も落とせる水性クリーナー「アトリエの洗剤」などで洗浄してください。  
  • Q40.

    紙にアキーラを塗布しておけば、上から油絵具で描くことができますか。

    • A40. アキーラが紙の上できっちり膜を作るように塗られていれば、アキーラが目止めの役割をはたし、油が紙を傷めるのを防ぐことができます。
  • Q41.

    油絵具とアキーラは混ぜて使えますか。

    • A41. アキーラに油絵具は等量くらいまでなら混ぜることは可能です。ただし、すばやく混ぜなければならず、使い勝手もずいぶん違ったものになる為、推奨はしていません。
  • Q42.

    アキーラと併用する時、油絵具と一緒に使用する画用液に制約はありますか。

    • A42. 制約は特にありません。ただし、ルツーセは溶解力の強い溶剤が含まれており、アキーラを溶かしてしまう可能性がありますので使用には注意してください。
  • Q43.

    アキーラに油絵具用の画用液は使用できますか。

    • A43. アキーラには水が含まれているので、油彩用の画用液は使用出来ません。水を使用してください。
  • Q44.

    油性キャンバスにジェッソを塗って、その上にアキーラで描き、最後に油絵具で仕上げても良いですか。

    • A44. 油性キャンバスの上にジェッソを塗ることはできません。油性キャンバスにアキーラで描き、油絵具を重ねることはできます。
  • Q45.

    アキーラと油絵具で描いた作品に、最終的に艶出し調整をする場合は何を塗れば良いでしょうか。

    • A45. 油彩用の保護ニス、または「クリアトップコート」を薄めずに塗ってください。
  • Q46.

    油絵具と併用する際に、アキーラに使用して良い専用メディウムはどれですか。

    • A46. 「アルキドメディウム(グロス、マット)」、「レベリングリキッド」、「リターダー」、「モデリングペースト」、「クリアトップコート」が使用できます。「ラピッドメディウム」とそれを混ぜたアキーラは、油性キャンバスまたは油絵具の上には重ねることができません。
  • Q47.

    油絵具の上にアキーラで描いたら弾いてしまいました。これは大丈夫ですか。

    • A47. 弾かれたのはアキーラの中の水分で、アキーラの樹脂自体は弾かれませんから、弾かれた形のまま固着します。「レベリングリキッド」を使うとはじかれずに平滑に塗ることができます。
  • Q48.

    早く作品を描きあげたいのですが、アキーラを塗ってから油絵具をのせるまでに、どれくらい乾燥時間をおけば良いのでしょうか。

    • A48. アキーラの乾燥時間関係なく描き重ねて大丈夫です。ただし、アキーラがあまり乾いていない状態だと油絵具を上から重ねる時に強く擦ると下層が削れる場合がありますので、筆圧の加減に注意してください。
  • Q49.

    アキーラの光沢調整をするのに、「ルツーセ」は使えますか。

    • A49. ルツーセに含まれる強い溶剤でアキーラが溶かされる場合があるので、使用しないでください。光沢調整をする際には、油彩用の保護ニス、または作品完成後に「クリアトップコート」を使用してください。
  • Q50.

    使用する筆はアキーラ用と油絵具用と分けて使った方が良いですか。

    • A50. 筆にそれぞれの絵具が一緒に付くと、描き心地が悪くなります。作業性の面から言えば分けて使うことを推奨します。
  • Q51.

    アクリルジェッソで下地を作り、その上に油絵具で描いていますが、ジェッソの代わりにアキーラで下地を作った場合の使いづらさはありますか。

    • A51. 「早く乾いて、ゆっくり固まる」というアキーラの特長で、しばらくの間は上塗りの絵具にアキーラ下地の色が少し混じってしまう可能性があります。アキーラに少し「ラピッドメディウム」を混ぜて塗ると、より早い段階で油絵具を塗ることができます。
  • Q52.

    キャンバスに油絵具で描いた昔の作品の上から別の作品を描きたいのですが、古い油絵具層の上にアキーラのホワイトを塗って再生することは可能ですか。

    • A52. 古キャンバスの再利用は可能ですが、なるべく古い油絵具層をペーパーがけなどで削ってから再利用するとよいでしょう。
  • Q53.

    なぜアキーラは水性絵具なのに油絵具と併用出来るのですか。?離やひび割れは起きないのですか。

    • A53. アキーラを水で溶いて描いた場合、画面上で水分が蒸発し、その後、顔料と油性のアルキド樹脂が残ります。油絵具と同じ油性の画面になるので、併用が可能になります。お互いの層間の接着は良好で剥離の問題もありません。
  • Q54.

    アキーラは油彩のグレーズのように使用できますか。

    • A54. 透明色のアキーラでしたら、油絵具同様透明感のあるグレーズが可能です。また、より透明性が必要な場合には、「アルキドメディウム(マットorグロス)」をご利用いただくと、さらに透明性が増します。
  • アキーラとその他絵具の併用
  • Q55.

    アキーラと重ね塗りできない絵具は何ですか。またそれはなぜですか。

    • A55. どの種類の絵具の上にもアキーラは重ねることができます。ただし、アキーラの上に、水彩絵具、アクリル絵具などの水性絵具を重ねると、それらの絵具の層が剥がれる危険があります。
  • Q56.

    アキーラを他の絵具と混ぜることはできますか。

    • A56. 画面上で油絵具やアクリル絵具が混ざっても特に問題はありませんが、意図的に混ぜることは推奨しておりません。
  • Q57.

    アキーラの上にアクリルで描けますか。

    • A57. アキーラで描いた画面は油性の性質を含んでいます。アクリル絵具は油性面への接着は弱い為、将来アクリル絵具の層が剥離するおそれがあります。反対に、アクリル絵具の上にアキーラを乗せることは良好な接着が得らます。
  • Q58.

    日本画絵具(膠、岩絵具等を使用)とアキーラの併用は出来ますか。剥落や亀裂の心配はありますか。

    • A58. 膠の上にアキーラをのせることは、とても相性が良く問題はありません。反対にアキーラの上に膠絵具の場合は、?離する恐れがあります。
  • Q59.

    アクリル絵具(アクリルガッシュも含む)やそのメディウム類と混ぜて使えますか。

    • A59. 基本的に推奨しておりません。混ぜた際にゲル化したり、接着不良を起こす可能性もあります。
  • Q60.

    間違えてアキーラの上にアクリル絵具を塗って作品を完成させました。保護ニスをかければアクリル絵具の?離を防げますか。

    • A60. 100%剥離を起こすということではありませんので、保管時になるべく湿度・気温の変化の少ない場所で作品に衝撃を与えないようにしてください。なお、保護ニスには、剥離を抑制する力はあまりありません。
  • アキーラ 支持体
  • Q61.

    どんな金属にも塗れますか。

    • A61. ステンレス、銅、真鍮、アルミニウム、身の回りにある金属には良くつきます。鉄にもつきますが、錆の心配があります。
  • Q62.

    シルバーアクセサリーに塗れますか。

    • A62. 塗れますが、アクセサリーは頻?に擦れたり濡れたりする機会が多いので、実用性としては向きません。
  • Q63.

    陶器にアキーラで描く場合、焼付け作業などは必要ですか。

    • A63. 焼付けはアキーラの多くの色が焼付け温度に耐えられませんので出来ません。
  • Q64.

    食器にアキーラで絵を描いてもいいですか。

    • A64. 万が一、口に入る可能性もありますので、食事用の食器への彩色は避けてください。鑑賞用の陶器、食器なら問題ありません。
  • Q65.

    塗ってもあまり定着しない素材は何ですか。

    • A65. フライパンに使うテフロンやフッ素加工のように、モノが着きにくくする目的で作られている素材には定着しません。また、ウレタンや皮革のような弾性素材も絵具の塗膜が素材の変形・伸び縮みについていけません。
  • Q66.

    工作でアキーラを使ってみたいのですが、お薦めの材料はありますか。

    • A66. アキーラは紙やキャンバス以外にも、木、布、ガラス、プラスチックなど様々な素材に塗ることができます。平面だけでなく立体の工作物にも幅広く活用できるので、色々と試してみると面白いと思います。
  • Q67.

    模型へ使いたいのですが、プラスチックへの定着力はありますか。

    • A67. プラスチックへの塗装適性は種類によって異なり、最適素材はポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタート(PET)です。ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、アクリル板への接着は不良です。また、適合する素材でも、成形時に離型剤を添加している場合には接着不良となることがあります。
  • Q68.

    模型に塗る際につや消しで仕上げたいのですが、何か方法はありますか。

    • A68. アキーラはつやがないマットな塗膜を作りますので、そのまま使用できます。
  • Q69.

    アキーラはどんなキャンバスにも描けますか。

    • A69. 油性、水性どちらのキャンバスも使用可能です。下地塗料が塗られていないキャンバスにも使えます。
  • Q70.

    布にアキーラで描いた場合、洗濯したら絵具は落ちますか。また絵具が落ちないようにする方法はありますか。

    • A70. 布の材質と織り方で違いはありますが、洗濯すると大なり小なり落ちます。頻繁に洗濯するものであれば、布専用絵具の方がよいかと思います。
  • Q71.

    ろうそくに絵を描きたいのですが、アキーラで使用できない色はありますか。また、使った場合の有害性などについても教えてください。

    • A71. 燃やすことで有害物質が発生する材料は使用しておりません。ただ、燃やしても燃やしきれない顔料の一部や煤が発生し、「芯にからむ」といわれる現象が起きやすくなります。
  • Q72.

    クレヨンや蜜?などのワックス面にアキーラは定着しますか。

    • A72. ワックス面上でもアキーラの接着は良好ですので、はじいたとしても、その状態で固着します。はじきを防ぎたい場合は、「レベリングリキッド」をご使用ください。
  • アキーラ メディウム
  • Q73.

    モデリングペースト(盛り上げ)のうす塗りでの乾燥時間はどれくらいですか。

    • A73. 15分程度で溶け出さなくなりますが、気候によって多少左右されます。油彩画面の上では約2週間静置してから絵具を重ねてください。   
  • Q74.

    クリアトップコート(仕上げ用コート)はアキーラが完全に固まってから(1ヵ月半)塗るのでしょうか。

    • A74. アキーラがある程度乾燥した状態でも塗布できますが、完全に乾燥してから塗ると、後からコート剤だけを取り除くことができます。
  • Q75.

    クリアトップコート(仕上げ用コート)は、除去したい場合はどうすれば取り除けるのでしょうか。

    • A75. 下層のアキーラがしっかりと乾燥した状態で「クリアトップコート」を塗布した場合、コート剤は耐水性ではないので、水で取り除けます。
  • Q76.

    ラピッドメディウムを使用した場合、絵具を落すのに使う剥離剤はありますか。

    • A76. 「リムーバーK」という剥離剤が使用できます。
  • Q77.

    油絵具との併用で使用できないアキーラのメディウムを教えてください。

    • A77. リニューアル後の製品では、すべて併用可能です。ただし、「ラピッドメディウム」を混ぜたアキーラは油彩の上に使用できないこと、「モデリングペースト」は油性地への接着に2週間程度、静置時間が必要です。
  • Q78.

    モデリングペーストは油絵具の上に使えますか。

    • A78. お使いいただけます。ただし、完全に固着するまで2週間かかりますので、それまでは加筆しないでください。
  • Q79.

    レベリング剤はプラスチック板でも使用できますか。

    • A79. ガラスはもちろんプラスチック板でも使用できます。ただし、フッ素加工やシリコン加工されているものには、絵具はもちろん、メディウム類も使えません。
  • Q80.

    アキーラのコート剤は「クリアトップコート」以外ありますか。

    • A80. アキーラのコート剤は「クリアトップコート」のみになります。油彩併用画面なら油彩の保護ニスも使用できますが、十分に乾燥していないと溶けだすことがあります。
  • Q81.

    モデリングペーストとジェッソ硬練りに違いはありますか。

    • A81. どちらもアクリル樹脂をバインダーとした製品ですが、「モデリングペースト」はコシが強くエッジの効いた盛り上げができます。隠ぺい力は低いので半透明色になります。また、油彩画の上にも重ねることが可能です。
  • Q82.

    リターダーはアクリル絵具にも使用できますか。

    • A82. アキーラのメディウムの中では、「リターダー」、「レベリングリキッド」、「クリアトップコート」がアクリル絵具にも使用できます。ただし、相性にもよりますので一度少量でお試しいただいてから、作品に使用してください。相性が悪いと瞬時にゲル化や固化します。
  • Q83.

    アキーラのトップコートは薄めて使うのですか。

    • A83. 基本的には薄めずに原液で使います。水で薄めて使用もできますが、光沢は弱くなります。
  • Q84.

    アルキドメディウムグロス・マット共に黄色いのですが、色味に影響しますか。どんどん黄変していくのでしょうか。

    • A84. 水性アルキド樹脂の特有の色味です。濃い色であればほぼ気になりませんが、ホワイトや淡い色には顔料濃度が低いと黄色味が影響します。黄色味が時間とともに強くなっても、乾性油と同じく直射日光に数時間当てると、黄変が緩和されます。
  • Q85.

    アキーラ専用のジェッソはありますか。

    • A85. アキーラ専用の下地材はありませんが、油彩用の下地材やアクリル系のジェッソも使用できます。また、メディウムには「モデリングペースト」がありますが、盛り上げを想定しているため、硬めのペーストになります。
  • Q86.

    トップコートを塗った後、またアキーラ加筆しても影響ありませんか。

    • A86. 特に問題なく描き重ねることができます。
  • Q87.

    耐水性になるトップコートはありますか。油彩用の保護ニスは使用できますか。

    • A87. アキーラのトップコートは後に水で取り除いて塗り直しが出来るよう、耐水性ではありません。支持体がキャンバスであれば、アキーラ単体で描かれた作品にも油彩用の保護ニスは使用できます。

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