| PRTR（化学物質排出移動量届出制度）法とは |
環境の保全に係る化学物質の管理については国際的に制度化されてきました。日本でも科学的知見から人体だけでなく、生態系への有害性があるおよび疑われる化学物質について管理が制度化されました。
環境への排出量等の把握に関する措置や化学物質の性状及び取り扱いに関する情報（MSDSといいます）の提供に関する措置を講ずることにより、事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境の保全上の支障を未然に防止することを目的としています。 |
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| クサカベとしての役割 |
化学物質は様々な状況で環境中に排出されています。環境中に排出された化学物質は分解される場合もありますが、そのまま河川に蓄積されたり、食物連鎖を通じて生物の体内に濃縮されたりする場合もあります。
そこで、有害性が疑われる化学物質がどこから、どのように、どこへ排出されたのかを行政に届け出ることにより、行政が対象物質の量を管理、把握できるようになります。
また、行政が対象物質の排出される量を公表することにより、誰もが知ることが出来ます。そして、メーカーは対象物質の環境中への排出を削減できるように努力しています。 |
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| 有害物質を排除した製品 |
透明水彩絵具
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絵具に使われている顔料のうちカドミウム化合物、水銀化合物、コバルト化合物、セレン化合物などは美しい発色を備えてはいるものの環境に対しての影響が疑われている物質なのです。
特に水彩絵具は環境へ排出されることが多いようです。クサカベ透明水彩絵具はPRTR法の対象物質が使われている色を90色中、従来の38色から7色に削減しました。今後さらに努力してまいります。 |
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カドミウム代替絵具
「プライム」
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油絵具で古くから人気があるカドミウム。これが環境に対して有害性が疑われています。
クサカベではカドミウムと遜色のない堅牢性を備え、環境への配慮も考えた絵具「プライムイエロー・レッド」の商品化に成功しました。
プライム（prime）とは変わる事のないと言う意味です。 |
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生分解性絵具除去剤
「リムーバーＫ」
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従来からの絵具除去剤として「ストリッパー」があります。この主成分ジクロロメタンという物質が環境に対して有害性が疑われている物質なのです。
クサカベには新しい絵具除去剤として「リムーバーK」があります。この主成分は環境への有害性のない成分で、再利用品を使用しています。さらに微生物の働きで分解して環境中に残りません。 |
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無臭クリーナー
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ブラッシクリーナーは石油を蒸留して得られるミネラルスピリットというもので出来ています。このミネラルスピリットは強い洗浄力を持っていますがトリメチルベンゼンという環境に対して有害性が疑われている物質が含まれているのです。
無臭クリーナーはトリメチルベンゼンが含まれていませんので、においがないだけでなく環境への配慮も考えた商品なのです。 |
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| 鉛除去乾燥剤 |
古くから知られている乾性油の乾燥促進剤で、一般に使われてきた鉛化合物。これが環境に対して有害性が疑われている物質です。
クサカベでも油絵具の乾燥促進剤として長く使用してきましたが、現在は環境への配慮を考え、クサカベ油絵具は鉛成分を含まない乾燥促進剤へすでに移行しています。 |
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