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2018-12-01

ジクロロメタンを含んだ製品(ストリッパー)の安全性について

大阪市の印刷会社などで複数の胆管がん罹患者が出た事案を発端に、洗浄剤に含まれる揮発性有機溶剤のジクロロメタン等に発がん性のおそれがあると推測されています。

当社におきましても、ジクロロメタンを成分とした製品「ストリッパー」を製造販売しておりますが、ストリッパーをお客様が使用する環境と、報道にあるような環境下で業務的に洗浄剤として使用している場合とでは大きく異なり、比較にはなりません。
お客様がストリッパーを使用される場合は、ラベルに表記されてあります「換気をよくして使用する」という注意事項を守っていただけましたら、健康を害する可能性は極めて低くなります。

参考資料に、日本産業衛生学会が発表しております「労働環境におけるジクロロメタンの許容濃度」と、ストリッパーに含まれるジクロロメタン揮発量の関係を記しましたのでご参照ください。

【参考資料】
資料1「労働環境におけるジクロロメタンの許容濃度」
許容濃度※ :170mg/m3 天井高さ2.4mの閉めきった8畳間の場合、約6.0gに相当

※許容濃度の定義
労働者が通常の労働時間( 1日8時間、週40時間)で激しくない労働をする場合、連日さらされても、ほぼ全ての労働者に悪影響がみられない1日あたりの平均濃度。


資料2 ストリッパー中のジクロロメタン揮発量
1)F6キャンバス前面に塗布したまま
・経過時間10分
・揮発量4.0g
2)280ml容器を開栓したまま
・経過時間10分
・揮発量0.2g
3)55ml容器を開栓したまま
・経過時間10分
・揮発量0.1g

※夏場、室温での実験値です。
※ストリッパーの塗布後、放置する時間の目安は、最大10分程度です。
【ストリッパーの代替品】環境と人にやさしい 絵具除去剤「リムーバーK」
ストリッパーの代替品として、環境と人にやさしい絵具除去剤も
ご用意しておりますので、こちらもご利用ください。

■「リムーバーK」6つの特長

(経済的)    蒸発による減量ロスがありません。
(非塩素系)   不揮発性なので、蒸気の吸入による人体への影響が極めて低いです。
(低 臭)    非塩素系のため刺激臭が少なく、換気の心配がありません。
(生分解性)   本品自体は微生物の働きで無害な物質に分解されます。
(水溶性)    水、石油系、アルコール、ほとんどの溶剤に溶けます。
(除去絵具の種類)油絵具やアクリル絵具、アルキド絵具にも使えます。

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