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■道具
Q1  これから油絵をはじめようと思うのですが、何をそろえたらいいですか。
Q2  いろいろなナイフがありますが、どのように使い分けたらよいのでしょうか。
Q3  筆は何本もっていれば絵が描けますか。
Q4  水彩の筆はどれを使っても同じでしょうか?
Q5  筆の毛先がすぐひろがってバサバサになります。どうすれば長持ちさせられますか。
Q6  水彩用の筆はアクリルに使用しないほうがよいのですか。
Q7  水彩や日本画の筆は石鹸で洗ってはいけないと聞きましたが本当ですか。
Q8  ナイロン筆の寝ぐせがとれないのですが、いい方法はありませんか。
Q9  筆のファンはどうやって使うのですか。
Q10  刷毛にはいろいろな種類のものがありますが、どのように使い分けるのがよいのでしょうか。また日本画には刷毛に似た「連筆」というものがあるとききましたが、刷毛とはどのようなちがいがあるのでしょうか。
Q11  柄の短い油絵具の筆はありますか。
Q12  筆やナイフの汚れをふきとるのに、何を使えばいいですか。
Q13  キャンバスには麻、綿、ユニグラバスなどがありますが、どのようなちがいがあるのですか。
Q14  キャンバスの目の粗さはどのように使い分けたらよいのでしょうか。
Q15  油性キャンバスと水性キャンバスのちがいはなんですか。
Q16  筆、ナイフ以外の道具を使って絵を描いてもだいじょうぶですか。
Q17  水彩の金属パレットがさびて、絵具が変色するのですが対処法はありますか。

Q1: これから油絵をはじめようと思うのですが、何をそろえたらいいですか。
A: スタート時での画材のベストチョイスというのはけっこうむずかしいものですが、ここでは初心者がよく買いそろえるアイテムの見直しをしてみましょう。

絵具箱 野外で写生をしない場合、教室などに用具を持ち運ばない人には不用になります。スタイルより実用性を重視しましょう。工具箱やプラスチックのツールボックスなども利用できます。
パレット 絵具箱を買った人には二枚折のパレットがついています。室内で描く人には一枚もののほうが使いよいです。形や大きさは、手に持って使うのか置いて使うのかによってちがってきます。手に持つものは、じっさいに持ってみて重量バランスのよいものを選びましょう。
油つぼ 溶き油を入れるものですが、室内では必要ありません。深皿や小さなジャムの空きビンのほうが使いやすいです。
絵具箱のセットにはいっている筆の数でじゅうぶんかというと、けっしてそうではありません。まずはじめに、少し大きめの平筆と細いものから中くらいまでの丸筆あわせて十本くらいを買ってみます。しだいに自分が良く使うサイズと種類がわかってきますから買い足していきます。豚毛の筆にこだわらずに、筆跡を残したくないならばセーブルやナイロンを選んでみます。
ナイフ パレットで混色をするために一本は必要です。
溶き油 セットについてくるのはペインティングオイル一種類だけですが、下描きや濃度を調節するためのテレピンを加えたいところです。(濃度の調節方法こちらを参照)
ブラッシクリーナー セットにはいっているものは筆洗器兼用の容器にはいった小さなものです。すぐ汚れるので別に500mlくらいのものを買っておきたいところです。
筆洗器 室内で描くには必ず必要になります。すこし大きめのものを。
絵具 初心者用セットは12色のものがふつうです。色の内容はそれでベストかというとかならずしもそうとはいえません。はじめはセットで描いてみるのもよいですが、他の色をどんどん試しに使ってみて、早く自分の色をみつけましょう。
鉛筆 下描き用です。2Bくらいのやわらかいものが使いやすいでしょう。ネリゴムも併せて。
キャンバス 最初はF6〜F8くらいが無難でしょう。野外で描く場合は二枚必要になります。それとキャンバスクリップ。
イーゼル 可動部分がじょうぶそうなものを選んでください。
ボロ布 自宅で調達できないときは塗料店でウエスを購入できます。メリヤスのようなやわらかいものが使いやすいです。また、余分な絵具をとりのぞくときに、新聞紙や古雑誌の紙があるとウエスの節約ができます。
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Q2: いろいろなナイフがありますが、どのように使い分けたらよいのでしょうか。
A: ペインティングナイフにいろいろな形があるのは、使う立場の要望にあわせて種類がふえていったのだと思います。最初にやたらと種類をそろえる必要はありません。

まずは、オーソドックスな形のものに慣れるようにしましょう。使いこなしてくると、要望や不満がでてきます。そうなると別な形をしたナイフを見て使い勝手がイメージできるようになります。おもしろい形のナイフだなと思って使ってみたら、思わぬ効果が得られたということもあります。また、使い込んでいるうちに変形して、それがかえって使いやすいということもあります。
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Q3: 筆は何本もっていれば絵が描けますか。
A: 5〜6本でも絵は描けますが、上限はありません。大作を描くのと細密画を描くのとでは、必要になる本数はちがってきます。古くなって先がちびたようになっても、ボカシに使ったりできます。数をそろえるよりも、良い筆にめぐりあうことが大切です。
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Q4: 水彩の筆はどれを使っても同じでしょうか。
A: 「弘法 筆を選ばず」といいますが、一概には言えないと思います。ましてや水彩絵具に不慣れな人は特に使い易い筆を選べば、思いのほか楽に作品が制作できるのではないでしょうか。水彩に向いている筆は一般的に、水の含みがよく毛先のまとまりが良いものと言われています。例えば、コリンスキーセーブル筆などが代表的です。
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Q5: 筆の毛先がすぐひろがってバサバサになります。どうすれば長持ちさせられますか。
A: 筆を使ったあとの後始末をきちんとすることが一番です。油彩用の筆であれば、まずブラッシクリーナーでよく筆を洗ってから、乾いた布でクリーナー液をふきとります。そのあと石鹸とお湯でよく洗います。石鹸はふつうの洗顔用石鹸が適しています。手のひらを使って筆の根本に残った絵具をよく洗い出すようにしてください。すすぎ洗いを念入りに。水気をふきとったら毛先を整えてさかさに立てて乾かしておきます。後始末は描いたその日のうちに。翌日にもちこしてはいけません。

クサカベではブラッシソフターという筆のトリートメント剤を発売しています。洗った後に筆に少量ぬりこんでおくと、筆毛のしなやかさやなめらかさが長持ちします。

きちんと後始末をしても毛がバラけるようであれば、それは筆自体の質が悪いことになります。
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Q6: 水彩用の筆はアクリルに使用しないほうがよいのですか。
A: 速乾性で乾くと再溶解性のないアクリル絵具は筆にとってはハードな存在です。常に筆の穂先を濡れた状態に保っていないと、あっという間に乾いてしまって筆をダメにしてしまいます。水彩用の筆はアクリルに使えないことはないのですが、高価なセーブル筆などは乾いたときのリスクを考えると、つい使うことをためらってしまいます。また、アクリル絵具はアルカリ性ですから、天然毛の水彩筆を痛める心配もあります。やはりアクリルはナイロン毛を使ったほうが無難です
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Q7: 水彩や日本画の筆は石鹸で洗ってはいけないと聞きましたが本当ですか。
A: 石鹸で洗うことで筆の油気がぬけてしまうからということではありません。それよりも石鹸のアルカリのほうが問題になります。軟毛の筆は豚毛の油彩筆よりもアルカリにデリケートです。すすぎ洗いを雑にするとたしかに筆は傷むでしょう。ただし、ていねいにすすいでおけば問題はありません。テンペラには水彩用の筆を使いますが、石鹸で洗わないときれいになりません。
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Q8: ナイロン筆の寝ぐせがとれないのですが、いい方法はありませんか。
A: 「寝ぐせ」がつくのは筆の扱いが悪いせいです。ナイロン筆の寝ぐせは、毛を熱いお湯につけておいてから、しごきなおせば元にもどることがあります。

こちらに書いた筆の後始末をきちんとしておけば寝ぐせがつくことはありません。
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Q9: 筆のファンはどうやって使うのですか。
A: 筆にはいろいろな種類があります。ラウンド、フラット、フィールバート、スラント・・・・。ファンはその名のとおり、扇形に穂先がひろがった筆です。これは絵具を含ませて描くための筆ではありません。まだ乾いていない油絵具の塗面と塗面の境目を、乾いたファンの穂先でなでて「ぼかし」をつくるための筆です。
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Q10: 刷毛にはいろいろな種類のものがありますが、どのように使い分けるのがよいのでしょうか。また日本画には刷毛に似た「連筆」というものがあるとききましたが、刷毛とはどのようなちがいがあるのでしょうか。
A: 刷毛は水張り、下地塗り、描画、ニスがけなど、下準備から仕上げまで幅広く活躍します。豊富な種類がありますが、大きく分けて西洋画用と日本画用があります。

西洋画の刷毛は、塗料用の刷毛が画材用に転用発展したものです。主に豚毛、イタチ、ナイロンなどでつくられており、油彩の筆同様、口金がついています。日本画用の刷毛よりも硬めで弾力性があり、ねばりのある絵具やニスに負けないようになっています。

日本画の刷毛は、天然、人工の岩絵具のような粒子のある顔料を均一に画面に下ろすための毛質をそなえています。水をたっぷり含ませて引くとき、穂先がすぐに返せること、塗っているうちに穂先が割れないもの、そして絵具の「おり」が良いものが良い刷毛の条件となります。日本画の刷毛の用途による分類は次のものがあります。
絵刷毛 大きさは寸であらわされます。弾力のある羊毛が使われます。
空刷毛 常に乾いたままで使い、ムラを取ったり、絵具のぼかしに使います。鹿の背筋の硬くて粗い毛が使われます。
ドーサ刷毛 ドーサは膠液です。その性質上、毛を痛めやすいのでこの目的専用に使われます。
連筆 数本から20本までの筆を連ねてつくった筆で刷毛と同じように広い面積を塗るのに使います。刷毛よりも水含みがよく、微妙なぼかしができます。さらに絵具のたまりができにくいので、ムラなく絵具を引くことが可能です。描き味はしっとりして繊細です。

 刷毛にはいろいろな毛が使用されますが、絵具の種類や粘度によって毛質を選ぶことが大切です。特にアクリルのような合成樹脂系の絵具にはナイロンなどの人工毛のほうが扱いやすいでしょう。日本画の刷毛を油彩やアクリルに使用することは、毛を傷めてしまうのでおすすめできません。油、アクリル向きの柔らかい刷毛としては、少々値段は張りますが、オックス刷毛(馬足毛+豚毛)というものがあります。

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Q11: 柄の短い油絵具の筆はありますか。
A: 油絵具の筆はふつう、画面からすこし距離をおいて描くのに適するように長軸になっています。細密描写のように画面に近づいて描く場合には、短軸のほうが描きやすいものです。そのようなとき、水彩用のセーブルやコリンスキー毛のコシのある軟毛短軸の筆が使われます。水彩用の筆は水彩にだけ、といった決まりはないのです。剛毛の短軸が欲しい場合、豚毛の短軸は市販されていないようですから、自分で軸を短くけずるしかありません。
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Q12: 筆やナイフの汚れをふきとるのに、何を使えばいいですか。
A: 汚れがたくさん残っている場合は、古新聞のような古紙でおおまかな絵具汚れをぬぐっておいて、それからボロ布でふきとります。柔らかく、吸収性のある布地が好ましく、古い布おむつなどは最適といえます。化繊のワイシャツ地やストッキングなどは使いにくいです。手に入りにくいときは、塗料専門店でウエスという名前で袋に何キロかまとめて売られていますから、これを求めてください。

水彩絵具の場合は、紙もウエスも特に柔らかいものを使うようにしてください。ティッシュペーパーも使えます。
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Q13: キャンバスには麻、綿、ユニグラバスなどがありますが、どのようなちがいがあるのですか。
A: 麻はもっとも重要なキャンバス地です。天然繊維のうちでも湿気による伸縮が少なく、繊維に節目があるため塗料の付着が良好です。

綿は平滑な織目で安価ですが、湿気による伸縮が大きいのが欠点です。ビニロンやナイロンの化繊は伸縮が小さく平滑な織が特長です。主にアクリルキャンバスに使われます。

ユニグラバスはユニチカが開発した新素材で、特殊な表面処理をしたガラス繊維でできています。基底材としてひじょうに耐久性のある素材で、絵具の固着が将来にわたって保証されれば理想的なキャンバスになりえます。高価です。
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Q14: キャンバスの目の粗さはどのように使い分けたらよいのでしょうか。
A: 仕上がりにキャンバスの目をどの程度反映させたいかによって選択が決まります。よく細目は細密な描写に向くと考えられがちですが、全くそのようなことはありません。薄塗をしたときなどはかえって粗目のほうがきれいに塗ることができ、細目はムラが生じやすいものです。細目は収縮率が大きいリスクもあり、基底材としては弱いきらいがあります。
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Q15: 油性キャンバスと水性キャンバスのちがいはなんですか。
A: 油性キャンバスは非吸収性下地、水性キャンバスは吸収性下地とよばれるように、絵具の吸収の具合にちがいがあります。油性キャンバスに塗られる塗料のバインダーは乾性油であり、水性のバインダーは膠が使われます。油性キャンバスはもっぱら油彩用で、水性キャンバスはテンペラ、油彩共に使われます。水性キャンバスは適度に絵具の油分を吸い取ってくれるので、艶消しの軽快な発色となりますが、柔軟性に劣り、衝撃には弱い欠点があります。

アクリルキャンバスは水性塗料を塗るのですが、吸収性はなく、性質としては油性キャンバスに近くなります。用途はアクリル、油彩用です。

市販のキャンバスのほとんどは油性キャンバスかアクリルキャンバスなので、膠による水性キャンバスは自作される場合が多いです。油性と水性の中間である半吸収性キャンバスというのもあり、膠+乾性油のエマルション塗料が塗られます。性能的にも油性と水性の中間となります。
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Q16: 筆、ナイフ以外の道具を使って絵を描いてもだいじょうぶですか。
A: 指を使うことは普通におこなわれることですし、ローラー、ヘラ、木片、スポンジ、針、いろいろな道具が描画に使われます。それぞれの個性が活かされれば効果的な表現が可能になると思います。
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Q17: 水彩の金属パレットがさびて、絵具が変色するのですが対処法はありますか。
A: 水彩のパレットは鉄製の基材にホーローや塗装をほどこして耐水処理してあります。それがさびるということは、表面の処理に欠陥があるということになります。さびてはいけないものがさびているのですから、商品としては失格です。でも、使う前にそれを見分けることはできません。パレットのさび止め剤のようなものもありません。もしパレットを持ち歩かないならば、陶器の絵具皿のほうをおすすめします。
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